みゆとのセックスシーン

みゆとのセックスシーン

その後、彼はヒロインからキスをされた。キスではないそのキスは、男性キャラクターから女性キャラクターへの愛情表現である「ディスカバリー・キス」だった。 この映画のシーンは、ヒロインの顔が映っている数少ないシーンのひとつであり、そのキャラクターは明らかに女性である。 二人が電車に乗っているシーンも、「忖度キス 」の一例だ。女性キャラクターは着物を着ており、男性キャラクターも着物を着ている。男性キャラクターは彼女の手を握り、女性キャラクターは彼に寄りかかっている。二人は愛し合っているようだ。 女性キャラクターは女性キャラクターの頬にキスをし始める。最初、男性キャラクターは反応しなかったが、女性キャラクターは彼の上に手を伸ばし、男性キャラクターの頬にキスをする。このキスもキスではなく、「発見のキス 」だった。 小津安二郎監督の『物語の終りのキス』 小津監督の『物語の終りのキス』(1958年)も、ヒロイン以外の男性キャラクターがまったく登場しない映画だ。ヒロインが男性主人公に 「忖度キス 」をし、男性主人公はヒロインを女性として認識していないらしく、ヒロインにキスを返す。 小津の映画では、男性登場人物は、姿が見えないにもかかわらず、男性登場人物として見られている。 物語の終わりにキスをして』では、女性キャラクターは、その事実にもかかわらず、ヒロインにキスをしている。

Photo by LilyPhotographx

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