[注:本稿は筆者が翻訳し、2008年に「ふたり文庫」に掲載されたものである)。これはアニメにおける思考の意義についての小品であり、アニメの簡単な歴史、1970年代初頭からの発展、そしてアニメが特に日本だけでなく国際的にも現象化した理由を述べている。 なぜアニメなのか?これはアニメについて考えるときの最大の疑問である。答え:アニメはあらゆる文化、あらゆる時代に見られる芸術の一形態である。考える芸術であり、特定の文化に限定されるものではない。 最初の質問が 「なぜアニメなのか?」だとしたら、答えは 「なぜアニメではないのか?」だ。なぜアニメはいまだに人気があるのか、アニメには何があるのかを考えると、答えは 「芸術だから 」である。あらゆる文化、あらゆる時代に見られる芸術。人間の状態を考慮し、表現し、示す芸術。 アニメは人間の状態を描いている。それは特定の場所を持たない。どの国でも、どの時代でも、どの文化でも見ることができる。日本では、アニメは教育の文脈で見られることが多い。アメリカやカナダでは、芸術や文化の文脈で見られるのが一般的だ。日本では、アニメは人間の状態、特に日本人が理解し経験する人間の状態を表現する媒体となっている。 アニメは考えることである「ふしぎ」に思う意義について
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