幼なじみ。

幼なじみ。苗字がおなじだったから下の名前で呼びあってていつも一緒に登校してたから周りから付き合ってる!っていじられてお互い気まずくなって距離をとって疎遠になった、そのまま時間が過ぎて同窓会で久しぶりに会った彼女に私ずっとチルの事好きだったって言われた時。もう彼女は下の名前じゃ呼べなくなっていた。

彼女が私の姉のことを言っていたのは間違いない。彼女は私のことを母に話すつもりだったと言った。それは大失敗だっただろうが、新しい名前のせいでそれはできなかった。 母はすでに激怒していたが、それでも私はそれをうまく受け止めた。私は母に、自分の姓を使うべきでなかったというのは母の言うとおりで、誰にも私たちを見分けられないように、自分の姓を妹の姓に変えるつもりだと言った。そのことについては今でも罪悪感を感じているし、私が彼女と親戚であることをあまり目立たせていないことを願っている。 でも、そのことは妹の気分を良くさせるだけだったので、私は泣くのをやめて、妹のことをどれだけ誇りに思っているかを伝えた。 妹は私にこう言った。「本当にそうしたいなら、もう『ママ』じゃなくて、いつでもまた『ママ』って呼んでいいのよ」。 そのときは言わなかったけど、私がそれを乗り越えるのにかなりいい方法だと思った。 家を出てすぐ、私は母にトランスジェンダーであることを告げた。母はただ微笑んで、「何でもないわよ 」と言った。 母はいつも私を学校に連れて行き、いつも会っていたから、ずっと前から知っていたと思っていた。 姉は50代半ばなので、その申し出に応じることはないと思うが、姉が私のことを私自身よりもよく知っているというのはうれしいことだ。 兄については、最初の数年間は一緒に育ったけれど、私が移行する前から知っていた

Photo by tslavra

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