超電導モーターを航空機に使う理由
超電導モーターは、従来のモーターの充電時間が数分であるのに対し、わずか数秒という高速充電が可能という利点がある。超電導モーターは、航空機の設計を改善し、飛行性能を向上させる可能性を秘めている。 現在、米国、欧州、日本では、航空機用超電導モーターの可能性を探る研究開発プログラムがいくつか行われている。 超電導モーターは通常のモーターと同じように動作し、モーターをオンにすると電流が発生し、コイルを通ってローターに伝達される。その後、モーターはオフになり、大量の電気エネルギーが蓄えられる。モーターを再びオンにすると、蓄積されたエネルギーが放出される。 しかし、超電導モーターは従来のモーターよりもはるかに嵩張らないため、小型の航空機にも搭載できる。また、従来のモーターよりも安価である。 世界トップクラスの超電導モーター・プログラム 世界トップクラスの超電導モーター・プログラム(WCSMP)は、米国エネルギー省(DOE)のエネルギー高等研究計画局(Advanced Research Projects Agency-Energy)のプロジェクトで、超電導モーターを航空機に安全かつコスト効率よく応用する実証を目指している。 2011年、DOEはテネシー大学チャタヌーガ校に800万ドルの助成金を授与し、高出力の超電導モーターの安全性、費用対効果、製造可能性を実証・実証した。