「この時代のヒーローの中にもね、いるんだ、勇者だって言ってる人。でもリゲルおじいちゃんみたいに魔除けの聖火が出せないし、勇者の剣も使えないから、魔王が倒せないでいる」「魔王はどこにいるんだ?」「それが最近分からなくなっちゃったんだよね。前は王都のはずれに小さなお城構えてたんだけど、魔法少女と魔術師集めて一斉掃討してみたら逃がしちゃってさ」「どこかで力を蓄え直しておる、という事じゃな?」「そゆこと。で、次こそ逃さない為に、世界唯一の勇者であるおじいちゃんに来てもらったの」
「魔王には秘密がある。彼が皆を消滅させるのを止めるには、世界で唯一強力な冥界への門、「亡者の門 」を破壊する必要がある。ここから門が見えるはずだ。見知った顔にも会えるだろう。あなたが命を救ってくれた人たちにも会えるかもしれない。でも、あなたを殺そうとしている人たちにも会うかもしれない。」 「私はあなたを助ける、そうすればあなたはアンダーワールドに留まることができる “と私は言った。それが魔王を止める唯一の方法だった。 「本気なのか?「私もあなたと同じように簡単にレイスの門に殺されるかもしれない。私は冥界に22年住んでいるが、死ぬのに必要なのは10年だけだ。あなたはわかっていない。あきらめられないんだ」。 「でも、レイスの門は強力で、あなたが入れば世界を滅ぼしかねない。」 「お前にその力を持たせるわけにはいかない。より強くなるだけだ。リゲルおじいちゃん、あなたを失いたくない。自分の娘にそんなことはできない。お前は私の娘だ。愛してる」 「あきらめちゃだめだ。「レイスの門 “と戦うんだ。あきらめることはできない」 「私はとにかくみんなを救う “と私は言った。「だから諦めない。私は諦めない。みんなを救うんだ。 「リゲルじいさんは言った。 「と私は言った。 「無理だ。私には力がない」とリゲル爺さんは言った。 「そこが問題だ。レイスの門を止めることはできない。あきらめちゃだめだ」と私は言った