妖精の案内でしか入れない屋敷があると言う。かつては“侍女や侍従でさえも宝石を身につける”ほど裕福な屋敷だった。そんな屋敷はいつの間にか衰退してゆき、今は主人が2名、使える者は3名しかいない、そんな屋敷である。宝石が有名な国の、端の、小さな街の都市伝説である…そんな屋敷で勤めることになるとは思いもしなかった。
「何を言っても無駄だ。入るべき場所でしょう。妖精のような宝石を見ることができるだろう。いや、それじゃない。違うけど、きっとそうなんだ。」 笑顔でノベムはそう言った。ここでこんなに楽しい時間を過ごしていることが少し不思議だったが、彼女は内心幸せを感じずにはいられなかった。 「宝石」 ノベムはある場所を指差した。 「その上、ここに馬車が止まっている」 「…」 そこは大会議室と同じような部屋だった。床には白い絨毯が敷かれていた。部屋は内側から完全に家具が置かれていた。テーブルの上には宝石が置かれていた。その宝石は妖精の頭のように見えたが、水晶ではなかった。そこから光が輝き、黄金色をしていた。 「大集会は宝石の中にある。なぜここに馬車があるのですか? 「大集会に興味を持つ冒険者たちがいるからです」 ノベムはそのことを知らなかったので、ショックを受けた。その後、彼女はジュエルについて知った。 「ジュエル 「では、トップは 」ジュエルのジュエル “と呼ばれている。大規模なギルドらしい。メンバーは1万人以上いるそうですから、その中の一人がそんなことをするとは思えません。ジュエルに雇われている冒険者や女中を使って、大集会の情報を集めたいのでしょう」。 ノベムは、大集会の理由を理解することができた。