人前では、全然発表しなかった4年の私。

人前では、全然発表しなかった4年の私。班で発表する時もあまり発表ができず、人に任せっきりだった。わかっている、わかっているのに緊張して、なかなか言い出せない自分がいた。とある次の日に、授業参観があった。お母さんから「絶対発表してね」と言われた。私は「できたらね」とだけいい、最初から発表するつもりはなかった。すると、お母さんは、見透かしているように、「はーちゃんならできるよ」と言ってくれた。私は、その言葉に自信がつき、授業参観で発表してみることにした。

私はオフィスへ行き、プレゼンテーションの準備をした。オフィスに着くやいなや、校長が私に、プレゼンにミスはなかったかと尋ねた。私は「恥ずかしくて言えなかった」と答えた。そして発表をするように言われ、8回ほど発表した後、私は教室を後にした。仕事はやり遂げたし、恥ずかしさもストレスも感じていなかったが、クラスのみんなの前で発表したかった。歩いて別れを告げようとしたとき、私は思った。「もし、1つもミスをせずにプレゼンをしたらどうなるだろう?」と。そして、もし1つでもミスのあるプレゼンをしたらどうなるだろう? 生徒が1つミスをしたらどうなるのか知りたかった。また、プレゼンテーションのプロセスにも興味があった。悩んだ末、私は思い切って1つのミスを含むプレゼンをすることにした。一つのミスでプレゼンができるかどうかを知りたかった。そして、もう一回プレゼンをするべきかどうかも考え抜いた。教室を出るときは、まだ少し不安だった。 駐車場に向かいながら、「失敗したら、またやり直そう」と思った。生徒のことが心配だった。私にプレゼンをさせるのが恥ずかしくなるような気がするのだ。そんな私を見透かしたように、母が言った。

Photo by G · RTM

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