生活の中で、当たり前に、そして頻繁に使われる食器用洗剤。皆さんは、一度の洗い物でどれほどの洗剤を使っていますか？そして、洗剤がどれほど環境に悪影響を与えるか知っていますか？現在、この地球では環境汚染が広まっています。そのために私たちは生活の中で何ができるでしょうか。
この疑問に答えるため、フアン・カルロス・G・バリオ教授率いるフィリピン大学（UPM）ディリマンの研究チームは、洗剤、洗浄剤、化粧品など5万点を超える家庭用品のデータベースを収集した。この研究は最近、学術誌『Environmental Science & Technology』に掲載された。 研究者たちは、データベースに含まれる製品の大半が、内分泌かく乱物質である化学成分で作られていることを発見した。その多くは家庭で使用されるものであるが、中には工業用として使用されるものもあることがわかった。 「本研究の目的は、すべての商業用および家庭用製品、特に一般的に使用されている製品を包括的かつ体系的に調査することでした。「難燃剤、ダイオキシン、内分泌攪乱化学物質など、様々な化学成分から作られた製品がどれだけあるかを知ることができました。 研究者たちはまた、家庭用製品のほぼ3分の2が、少なくとも1つの内分泌かく乱物質から作られていることも発見した。この結果は衝撃的で憂慮すべきものである。多くの洗剤が環境に悪影響を及ぼしているが、難燃剤を使用したものは最悪であった。例えば、多くの家庭用製品に使用されている難燃剤DEETは、環境ホルモンに悪影響を与えることが判明した。