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聖書におけるエルサレムの都市名は「エルサレム」と訳されることが多いが、旧約聖書では「ダビデの祝福された都市」あるいは「祝福された王国の首都」を意味する「ベレシース」と訳すのが正確である。 世界最古の都市集落であり、聖書の都として有名である。エルサレムの東の海岸に位置する。第一神殿時代が始まる以前は「アエリア・カピトリーナ」(ギリシャ語で「都市」を意味する「アエリア」に由来)と呼ばれ、ユダ王国の首都だった。 この都市の聖書上の名称は定かではない。聖書の中でエルサレムの名を確認できるのは、民数記16章30節でイスラエルの民がエルサレムに帰還するよう呼びかけられた箇所だけである。 古代都市エルサレムはユダ王国の最後の首都だった。ローマ帝国によるエルサレム征服の際、街は紀元70年に取り壊され、その後、その地域は軍事基地や倉庫などに使われた。 エルサレムの街は、オリーブ山として知られる人工の丘の上に築かれた。この丘はユダヤ教では聖地とされている。ユダヤ教の聖書ではこの街は神に捧げられており、ヒゼキヤによって建設された。 紀元前722年から668年までユダヤ王国イスラエルの首都であったが、紀元前687年にアッシリアによって破壊された。その後、メド・ペルシャ帝国によってアッシリアの都市として再建された。