百花繚乱というのは自然本来の姿なのですな。野に草花が咲き乱れている。その花々はタンポポはタンポポで、スミレはスミレで自分というものを咲き誇っていますよ。そして全体が生き生きと調和している。それでいいのですね。人間はともすれば何かにとらわれてその自然本来の姿を忘れてしまう。そこに不幸が生まれてくるのではないでしょうか。お互いに、みずからの持ち味を生かした人生なり生活を送ることが大事で、そこに人間としての成功の姿があるということにいま一度思いを致したいものだと思いますね。
ブッダは私たちに、いわば肉体に心を配るよう説いた。私たちは自分の身体に意識を向けるべきだし、身体活動をしているときは、その身体に意識を向けるべきなのだ。マインドフルネスの重要性とは？ 過去に生きることに時間を費やすべきではないからだ。過去は死んだものであり、過去とともに生き、過去を振り返るべきではない。私たちは皆、「Look and you will see the future 」という古い歌を知っている。これはよく知られたことわざで、誰もが知っている。しかし、「Look and you will see the past. 」という言葉を聞いたことがない。 「見よ、そうすれば過去が見える”。 嗚呼！私が言いたいのはそのことだ。 この聖句は、今起きていることは過去であるという真理を思い出させてくれる。過去に起こったことはすべて、あきらめ、置き去りにされ、忘れ去られたはずだ。そして、あきらめなかったからこそ、消えていないのだ。つまり、それらは現在にあるのだ。 この真理は何だろう？現在に生きていれば、過去に苦しむことはない。つまり、過去はどこにも行きようがないのだ。 だからこそ釈尊は、私たちは肉体に心を配り、過去に生きることに時間を費やすべきではないと説いたのです。ご存知のように、過去は死んだものであり、過去とともに生きているとき、私たちは現在とともに生きているわけではありません。私たちは過去とともに生きているのであって、現在とともに生きているわけではない。 もし私たちが自分の肉体を意識するならば、私たちは次のようになる。