私の将来の夢は様々な人が海外に興味を持つきっかけとなり日本の外交を支える外務省職員になることです。私が海外の生活に興味を持ったきっかけは中学生の時のALTの先生です。自分が生まれ育った国とはまったく違う環境で過ごすということはとても新鮮だというのを当時のALTの先生からお聞きし私も将来は海外で生活してみたいと考えました。海外に実際に住み異なる習慣、食文化、社会構造等に触れることによって自分の世界観を広げ、多様な価値観を受け入れる力を養いグローバル化が進む現代社会に必要な異文化の相互理解を深めたいです。
海外でキャリアを積んでいたある時期、私は自分の意思で会社と関わるようになった。当時、私は若い幹部が経営する会社で働いていた。その会社は、観光業に大きく依存している人里離れた小さな村にあった。村を視察した際、天候のせいで観光客が少ないため、会社が閉鎖せざるを得なくなったという看板をいくつか目にした。私はその会社の事業が赤字であることを知り、ショックを受けた。また、ある社長が会社の業務に深く関わっていたことにも驚いた。気になったので、「この村で生き残ることは可能だと思いますか?」と聞いてみた。面白い質問だが、観光に関してはどうしようもない。地元のライフスタイルに適応することが先決だ」と答えた。その後、私はこの村を経営する人々が、会社を経営する幹部たちとはまったく異なる経営観を持っていることを知った。彼らのビジョンは観光を支援することに向けられていた。日本のほとんどの物事は、村に住み、「経営者 」としての役割を果たす幹部グループによって管理されていることを知った。彼らにとって、天候などコントロールできないこともある。また、この村には長いビジネスの成功の歴史があり、それは村の経営に関心を持ったある社長のリーダーシップによるものだということも知った。私はそのことに気づいた。