大学を卒業し2005年から建築設計事務所に勤務している。デザインの仕事に誇りを持ち、会社への貢献が社会貢献へ繋がると信じ、日々粛粛と悶々と過ごしている。つまるところ、意識高い系サラリーマンだ。ただ、独立はしたいと思っている。好きなようにやりたい。というか、スーツを着たくない。また、時折依頼を受け、キャンバス作品や壁画制作を行う。絵を描くことは、インプットとアウトプットを同時に行う作業だと思う。何より没頭できて楽しい。動物を愛するがゆえ、動物ばかり描いてきたが、猫や犬を飼ったことはない。なぜかって?お世話が出来ないからだ。
2013年4月、動物愛護連盟の一員となる。彼の主な情熱は、野良動物を保護して街に戻すことだ。しかし、彼は建設業でも働いてきた。彼の数あるプロジェクトのひとつが、平壌の国立美術館の新しい建物だ。 2012年1月、彼は南への一人旅を決行した。ソウルから列車で平壌に向かった。ここで2週間過ごす予定だったが、天候が変わり、列車は仁川で止まった。北朝鮮政府は彼の列車が自分たちの地域に停車したことに腹を立て、彼は軍の兵舎で4日間過ごさなければならなかった。翌日、彼は平壌に戻った。 「非武装地帯を越えたのは私が初めてだ。「北朝鮮の人々は世界で最も寛大な人々だと言える。彼らの寛大さは最高だといつも感じている。だから、北朝鮮がどんな国なのか興味があったんだ」。 彼は微笑んで言った。この国にはいいところもたくさんあるが、悪いところもある。特に汚職が多い」。 私は彼に、人々がやってはいけないことはあるかと尋ねた。彼はこう答えた。 数日後、私は両親と一緒に平壌でのインターンシップからバスで帰っていた。天気は良く、街は活気に満ちていた