昭和のマンガやアニメが描いた21世紀と、現在の2020年代の世界…

昭和のマンガやアニメが描いた21世紀と、現在の2020年代の世界との比較。私たちは過去の人たちが描いた未来を築けてきただろうか。次の世紀を想像ときに、私たちが真っ先に前提とするモノや環境は何だろうか。かつての人々が想起したモノが、空飛ぶ自動車や機械文明の社会であったように今を生きる私たちが未来を想像するときに前提とするモノや環境は、おそらく不安や恐れまたは畏れを前提にしているのではないだろうか。

この漫画の最初の舞台は、2045年頃の東京だ。マンガを描くのが好きな巨乳の女の子、ロボット、人気アイドルのキャラクターなど、マンガやアニメを共通の趣味とするさまざまな人々が集う街は、それ自体がひとつの世界である。主人公の翔真は、ロボット部の副部長を務める高校1年生で、同級生の女の子に恋をしている。主人公は部長の才賀と知り合い、二人は親交を深める。部活のマスコットロボットを追ってきた宇宙人2人組に誘拐されそうになったサイカを助けたことをきっかけに、2人は付き合うようになる。部活動では、ロボットなどの電子機器を作ってスポーツに参加することも、部員共通の趣味となっている。今年はロボットの全国大会に挑戦する。 漫画は、主人公の物語を最初から最後まで語ることから始まる。登場人物はありのままに描かれており、物語が別の形で語られていたらこうなっていたかもしれない、というものではない。例えば、主人公が初めてサイカを見たときの結末など。この漫画は、物語をどう書くかがいかに重要かを示している。登場人物が死ぬと聞かされたとき、人はこう書く。

Photo by New York National Guard

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