ビジネス
人口720万人のレバノンは、民族と宗教がモザイク状に混在している。1975年に始まった内戦で激しい迫害を受けたキリスト教徒が支配する北部一帯に分かれている。 同国のキリスト教徒は多数派である。2006年のピュー・リサーチ・センターの世論調査によると、国民の85％がキリスト教徒であり、イスラム教徒やドルーズ教徒などは数千人である。 150万人以上のシリア難民がいるにもかかわらず、レバノンは依然としてキリスト教徒が多い国である。レバノンのキリスト教徒は人口の約80％を占めている。 しかし、ワシントン・ポスト紙に掲載された6月8日付の論説で、サミール・アユーブ駐米レバノン大使は、600万人以上の国民が、特に宗教の面で、より多様であるべきだと主張した。 「強く、団結し、繁栄し、安定したレバノンを目指すのであれば、レバノンの多様性を考慮に入れるべきだ」と彼は書いている。 AP通信によると、水曜日、レバノン議会はシリア人が市民権を取得しやすくする法律を承認したが、この法律はまだ実施されていない。