僕は運動会で負けてしまった。徒競走で再開を取ってしまったのだ。とても悲しかった。けれど、努力していなかった僕も悪いとも思う。家で勉強やゲームをしていたままだったからだ。しかし、これ以降二運動会はできないので、もうちょっと良い結果を出したかった。
-あなたにとって、今はとても大変な時期ですね。 -ええ。ガールフレンドも僕のことをとても心配しているんだ。 -もうお父さんから電話があったそうですね。 -ええ、少し弱っていることを伝えました。無理しないで病院に行ったほうがいいと言われた。でも、それはできなかった。どうしようかなって。父と姉をおいて病院に行かなければならなかった。父も姉もどうしていいかわからなかった。 -病院に行きたくなかったんですか? -行きたくなかった。父に、本当に疲れたから眠りたいと言ったの。父は病院に行くべきだと言った。すごく罪悪感があった。心配するなと言われた。私はとても悲しかった。立ち上がって走りたかったけど、できなかった。 -理解できない。ごめんなさい. -すみません。 -どうしてそんな時に、そんなに落ち着いていられるのか理解できません。 -わかりません。立ち上がろうと全力を尽くしたんですが、転んでしまったんです。 -何を言ってるんですか? -動けないんだ。背骨がないんだ。息ができない。動けないんだ。 -何回転んだ? -泣いてた -動けない。 -5、6回転んだの? -はい 思い出せない -じゃあ、お父さんからの電話は何回かかってきたんですか? -覚えていません。 -お父さんからの電話はいつかかってきたんですか? -覚えていません