気がつくと、知らない場所にいた。『ここはどこだ?』当たりを見渡しても何も無い、真っ白な空間にいた…『これは夢なのか?それとも現実か?』と頭の中で考えていた。『そもそも俺はなんでここにいるんだ?一体何があったんだ?』と頭をフル回転させ、記憶を思い出そうとしていた…
本の前半が終わると、事態は非常に混乱し、支離滅裂になった。 誰もが経験したことがあるだろう。物語はとても静かで、平和で、穏やかで、ほとんど平和な場所で始まり、周りには誰もいないし、物語に注意を払う人もいない。そして、最初の死、2番目の死、3番目の死、4番目の死、5番目の死……、そして突然、爆発、銃声、激しく走り回る人々、そして大量の血が流れる、完全に混沌とした、狂気じみた、カオスな場所へと物語はシフトする。そして、物語が本によって語られていること、本が語り手の役を演じていること、本が物語を抱えていること、語り手が死につつあることがわかる場面がある。そういうことだ。 これは、私たちの世界が暗い場所であるとか、ホラー映画の中で生きているという意味ではなく、私たちの世界が非常に厄介な場所であるという意味です。でも、最初は普通の平和で静かな場所に見えたのに……事態は完全に狂ってしまった。そして、事態はますます混沌としていった。だから私はこの本を書いたんだ、みんなに理解してもらうために–。ショックを受けている人たちや恐怖を感じている人たちに、この物語を伝えたかった。私自身の人生も、ある意味では主人公と似たような物語だったし、私たちの物語をみんなに知ってもらいたかったからだ。 「私は物事について書きたくない。