三歳の頃、私に弟ができました。当時、母から「天音は〝お姉ちゃん〟になるんだよ」と言われ弟ができた嬉しさと〝お姉ちゃん〟という肩書のかっこよさに胸が踊っていました。弟が生まれて1ヶ月ほど経つとどんどん私は前と違うということに気が付きました。弟が生まれる、前までは両親と食卓を囲いたくさんおしゃべりが出来ていた。前までは、お母さんと一緒に布団でゆっくり眠れていた。
私にとって最も重要なことは、お姉さんになる方法を学ばなければならないということだった。だから私は6歳から学校に通い始めた。ボール遊びを始めたのもこの頃だった。 私は子供でした」私は小学校の最初の日を覚えている。先生たちはいつも、公立の学校が一番よく学べると話していた。だから私は3年間小学校にいたけれど、何が起こっているのか理解できなかった。いつも混乱していたよ。なぜ学校に男子が多いのか理解できなかった。女子が男子に混じって遊ぶのがとても嫌だった。ゴミ出しをしなければならないのが嫌だった。でも、女の子に対する感情はなかった。フットボールは大好きだった。 とても内気だった。両親はよく 「お姉ちゃんは手伝わなきゃいけない 」と教えてくれた。母に弟をスーパーに連れて行ってもらったり、買い物を手伝ってもらったり。私は母の手伝いをすることができなかった。だからお母さんと一緒に学校に行ったの」。初登校の日はとても緊張したのを覚えている。学校に入ると、自分にとってすべてがとても大きく感じられた。幼稚園の頃、私はとても恥ずかしがり屋で、立って周りを見渡すのが嫌だった。いつも先生が怖かった。でも、小学1年生のとき、私は……。