ひまわりさんとは2度目の逢瀬でした。

ひまわりさんとは2度目の逢瀬でした。

「ご利用ありがとうございました。ビジネスが一段落しましたので、またお越しください」。 「大丈夫です、田舎に帰ってまた仕事を探します。 あとは私に任せてください、がっかりさせませんから」。 「お会いできてとてもうれしいです。では、帰ります」。 「あとはお任せください」。 彼は何も言わずに部屋を出て行った。 部屋にあったものがすべて山のように置かれたのを確認すると、宛名のない手紙をテーブルの上に置き、部屋を出て行った。 彼が彼女に手紙を送った部屋は、屋敷の3階にあった。 届いた手紙にはロプトという街の消印があり、住所は「港南」と書かれていた。 「あのお方からですか、すごいですね」。 邸宅に戻る途中、彼はホテルに立ち寄った。 そこで友人と買い物をしたのだ。 「お誕生日のお土産です。日頃のご愛顧に感謝いたします」。 買い物を済ませた彼は、帰りにその友人に持ち込んだプレゼントを彼女に渡した。 それは龍の紋章の入った大きな指輪だった。 「ところで、これは結婚指輪ですか?私の奥さん用です」。 お嫁さんにあげるんです」それは、お父様が贈ったのと同じ龍の紋章の指輪だった。 え?陛下の指輪だとおっしゃいましたね?でも、それは陛下の指輪です!」

Photo by SciFest Ireland

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