生徒会企画委員になるために自分が思うこと
(でも、もう生徒会の一員でしょう? 「その通りです」 「じゃあ、どういう決断をしたの? 「立候補することにした ニーナは目を見開いた。 「あなたの決断? 「はい」 「なぜ生徒会のメンバーになれると確信していたの?」 「この学校の生徒だからです。生徒会の副会長と同じクラスになるから。私が生徒会のメンバーであるのは、より良い生徒になるためのヒントを与えることができるからです。」 「あなた…」 「副会長室に行くのも会うのも初めてだったから、彼から情報を得られると思ったの」 ニーナが生徒会の副会長から情報を得ようとするとは意外だった。 「なるほど、どうすればもっといい生徒になれるか知りたいわけね」 ニーナは素直な表情でこう言った。 「生徒会は副会長が権限を持つだけの場所ではありません。副会長がやらなければならないことは他にもある。生徒が自分で決断できるように助けたり、生徒が抱えている問題を解決する手助けをしたりね」 「それらは何ですか?」 「生徒なら、他の生徒の意見に耳を傾けなければならない。先生の言うことだけを聞いていてはいけない。