わたしはこの街のアイドルだ
ずいぶん時間がかかったが、年末に街の中心部まで行ってみると、以前にも増して人々が路上でお祝いをしていた。初日が終わり、街に戻ったのは私一人で、翌日、私が帰った直後から祝祭は再開された。私は噴水のある街の中心部に通い続け、毎日、人々がやってきては水を飲んでいた。私はいつも人々と噴水を見下ろした。噴水は街の中心であり、私は人類の中心だった。人々の顔を見たいと思い、見下ろしたが、1年前とほとんど変わらなかった。 その後も何度も足を運んだが、そのたびに人々は幸せそうだった。彼らの幸せを目の当たりにすることができた。私が彼らの中にいることを喜んでくれた。街の中心部にいるとき、人々の幸せが見えた。みんなの笑顔が見えた。私は何か大きなものの一部になったような気がした。私はひとりではない。大きなコミュニティの一員であることを感じた。私は幸福を目の当たりにし、自分が何か大きなものの一部であるように感じた。 人々はどこにでも私の後をついてきて、私は彼らが微笑んでいるのを見ることができた。私はその笑顔を見ることができ、自分が何か大きなものの一部であるように感じた。私は一人ではないと感じた。