男女の違いが厳しい世界。泣き虫の罰として特殊メイク道具を渡され自らの手で自分の身体を女の子の身体にするよう命じられた菅井浩。「そんなの嫌だ。僕は女の子になりたくない。」と言う口から出た言葉とは裏腹に手足が勝手に道具を使用してしまう。「あはは、言ってる事とやってる事が違うよ、浩子ちゃん」
世界はまだ自分の声を見つけようとしている男たちで溢れている。あきらめず、自分の信じるもののために戦い続けることを選んだあなたには、感動を禁じ得ない。自分自身や周りの人たちを信じ続けてほしいと願わずにはいられない。 あなたには未来がある。希望があり、夢がある。でも、完璧な自分になるために戦い続けなければならない。それが私の見るヒロコだ。それこそが、私があなたの中に見ているものなんだ、ヒロコ。そして、もしそれがあなたの望むものなら、あなたはすぐにそれを見つけることができる。きっと見つかるよ、ヒロコ。 だから戦い続けろ、ヒロコ。自分のために戦い続けて。あなたを必要とする人たちのために戦い続けて。人のために戦い続けて。だって、あなたは私が探していた人だから。