ドミニク・ラーブ海事大臣は、イタリア政府がマルタにおけるイタリア海軍基地の受け入れ費用をマルタ政府に払い戻す手続きを開始すると発表した。 マルタとイタリア政府の間では先月、イタリアの海軍基地をマルタで受け入れることで合意した。 この合意は、5月にブリュッセルで開催されたEU首脳会議で、イタリア政府とマルタ政府によって署名された。 基地の設立には約1億ユーロの費用がかかる。 この協定に基づき、マルタ政府は基地の受け入れ費用として1,000万ユーロを負担する。 イタリア政府も880万ユーロを負担する。 この資金は今後5年間にわたってマルタ政府に支払われる。 マルタのジョセフ・ムスカット首相は、この合意は両国関係が改善しつつあることの表れだと述べた。 ラーブ氏は、マルタとイタリアの関係は「かつてないほど」良好であり、今後も発展し続けるだろうと述べた。 イタリアはすでにマルタ政府に基地の受け入れ費用を返済している。 しかし、マルタには警備のための費用は支払われない。