私が歌舞伎をとうして学んだことは主に２つあります
ひとつは、同じことを考えている人たちが大勢いる部屋にいるのは大変なことだということ。これはパワフルな体験になる。私の仕事で何が一番好きかと聞かれると、いつも同じ答えが返ってくる。 そして2つ目は、出会う人々に好奇心を持つことが重要だということだ。これは、出会った人と親しくなろうとか、出会った人のすべてを知ろうということではない。それは正反対だ！しかし、彼らの人生に何が起こっているのか、彼らがどんな経験をしているのか、どんな問題を抱えているのか。彼らはどうやってこの場所にたどり着いたのか？彼らはいつまでこの場所にいたいのか？将来についてどう考えているのか？ 歌舞伎に興味を持っている人たちと出会えば、その人たちの人生や仕事に貢献することができる。日本語に「誰にでも同じ志を持った友人が必要だ」という言葉がある。あなたは誰ですか？歌舞伎に興味があるなら、あなたを評価してくれる人はたくさんいるはずだ。 この記事は『ジャパニーズ・パンチ』2012年1月号に掲載されたものです。