私は、トランスジェンダーの自認の性別に合う方の温泉やトイレの使用に反対です。温泉やトイレなどの公共な場所では体の性で考え、行動するべきだと思います。理由は2つあります。１つめの理由は自称トランスジェンダーへの完璧な安全対策が取れないことです。現時点での公衆浴場や共同浴場についての男女の取り扱いは厚生労働省より、「おおむね7歳以上の男女を混浴させないこと。」(厚生労働省：平成12年)となっています。７歳以上の男女の見分け方については言及されていません。実際、2023年11月、桑名市の温泉施設で男性が女湯で体を洗っていたのを発見し、通報されて逮捕された事件がありました。男性は女湯の脱衣所には女装して入るという、計画的な侵入だったそうです(益子：2023)。このように、男女の判断は外見で従業員の判断で浴場の使用が可能になってしまいます。ファッションに多様な世の中で、見た目だけで男女の判断は難しく、また対応した従業員によって判断が変わってしまうのも問題だと思います。もちろん、トランスジェンダーの方たちの意見や考え、行動の自由は尊重されるべきだとは思いますが、明確な判断が出来ず、ルールとして定められていないうちは使用に反対です。２つめの理由は一般利用者のプライバシーの懸念です。公衆浴場やトイレは、一般的にたくさんの人が利用する場所です。公共の場における安全とプライバシーの確保はトランスジェンダーの人たち以外にも重要になります。特に、浴場では裸になるため、プライバシーの確保が重要になります。トランスジェンダーの方たちが自認する性で浴場を利用することが許可されると、他の利用者が不安に感じる可能性があるため、反対です。特に、女湯では女性が身体的な違いからくる不安や恐怖が生じる可能性も考えられます。密閉空間である浴場やトイレで不安になる可能性の対象者は使用するべきではないと考えます。
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