「一応名目ではお勉強に集中できるようにするための手段」「どうして女装が手段なの?」「まあ、一種の去勢ね」「えっ、きょ・・・・去勢って? そんな・・・・」 その言葉を聞いて女は驚きの表情を浮かべた。驚きは好奇心と悪戯心からくるものであって、憐みの感情などひとかけらもなかった。「去勢」と言った女はさらに言葉を続けた。口元に冷ややかで妖しい笑みを浮かべながら、「お馬ちゃんでは騙馬って呼んでるの。暴れて言うことを聞かない気性の馬は、無理やり睾丸を取っちゃってタマなしにするとおとなしくなるんですって。人間も同じこと。気がきつくて暴れて、言うことをきかない男の子には去勢がいちばん効果的なのよ」 女はそう説明した。女の口元にも淫らな笑みがこぼれている。サディステックな含みを孕んだ冷笑といったらいいか。さらに言葉を続ける。「ふふふ、去勢と言ってもこの学園では女装させて生活させるそうよ。女の子の恰好にさせたら男の子っておとなしくなるみたい。それに集中力が高まってお勉強のほうも向上、だから一流の大学に入れるってわけ」
ブロマンスは、卓上ゲームの世界では誰もが大好きなコンセプトだ。ほら、みんなでつるんで、自分たちがいかにすごいかを語り合うような、冗談を言い合うような、でも本当にクールな感覚だ。 君たちがまだ知らないかもしれないけど、僕はそのコンセプトがあまり好きじゃないんだ。気にしない。自分の時間をどう過ごしたいかではないし、すぐに飽きられてしまう愚かなコンセプトだと思う。ブロマンスは私が好きになったコンセプトであり、私がこの作品に挑戦する理由でもある。 これは、お互いにそれほど好きではない男の子と女の子についての漫画だ。彼らは本当に仲が悪い。ただ面白いと思った話なので、おバカな漫画として作りました。ちょっと荒削りなところもあるけど、みんなに楽しんでもらえたら嬉しいな。 ブロマンスを応援したい方は、こちらをご覧ください! もし僕と連絡を取りたいなら、@PikachuPunchで見つけることができるよ。Twitterの@ThePikachuPunchでも僕を見つけることができるよ。