自分が思う打突の好機とは4つあると思っています。一つ目は相手の技尽きたことです。試合時間が長引くと呼吸が荒くなってしまうことが多くなります。その時に隙ができ、打てる機会があると思います。二つ目は相手の動きに焦りが出てきたところです。剣道は冷静に相手の動きや技を把握してどの動きでどの技が通用するのか考える必要があります。
3つ目のチャンスは、相手が疲れて力を発揮できなくなったときだ。そうなったとき、肩にかかる180ポンドの圧力が打撃のチャンスを与える。最後に、お互いが疲れ、力を発揮できなくなったときが打撃のチャンスである。 第4のチャンスは、優位に立ったが、まだ次のラウンドに進むには十分でないときである。攻撃はできるが、攻撃はできない状況だ。 第4のチャンスは、剣道がいつも逃げ切れるとは思わない。できない時もあれば、しなければならない時もある。慎重にならざるを得ないし、たとえチャンスが来たとしても、それをものにしなければならないことを肝に銘じなければならない。 今、私たち一人ひとりが疑いの要素を持っていることは間違いない。それを脇に置いて、今日目の前にあるチャンスに集中していただきたい。チャンスをつかみ、打つのだ。これしか勝つ方法はない。 私は、剣道がこの200年間と同じように、これからも繁栄し続けると確信している。剣道はこれからもずっと続いていくと確信しています。 ありがとうございました。