サントリー山崎の思い出
サントリー山崎は、2003年に日本のウイスキーメーカーである中部の株式を60億米ドル以上で売却し、飛躍を遂げた最初の企業である。この買収は世界第3位のウイスキーメーカーにとって画期的なもので、東京に本社を置く新会社、サントリー株式会社が誕生した。 日本の飲料大手の戦略は、日本の蒸留酒に集中し、自社ブランドのウイスキー、ジョニーウォーカーや最近ではジムビームを持つディアジオなどから市場シェアを奪うことだった。同社は、今年初めにディアジオ社などに抜かれた後、ウイスキー界の主要プレーヤーとしての地位を再び確立しようとしている。 東京・銀座の永島通りと清水寺通りの角にある中部の新本社は、サントリーの成長を象徴している。 「かつては、大手ウイスキーメーカーが日本市場の一角を占めようとしていた一方で、日本のウイスキーはニッチな商品と考えられていました」と、サントリーの龍田浩一郎最高経営責任者(CEO)はフィナンシャル・タイムズ紙のインタビューで語った。「しかし、山崎との取引によって、私たちの製品を大衆に届けることができ、同時に価格も下げることができるのです」。 しかし、ヤマザキの買収は株主にとって配当とはならなかったようだ。 ヤマザキの株価はその後1年間で70%以上下落した。16ヶ月の間に、日本の大手飲料メーカーの株価は6,903円の高値から下落した。