現代人は自己肯定感が低すぎるのではないかと思う。しかし,自己愛は謎に強く,承認欲求の肥大化や傲慢な態度が見受けられる。都合のいい時に自己評価を高く,都合の悪い時に自己評価を低くなんて,自己愛は強いくせにプライドはないのかと叫びたくなる。そもそも自己肯定感とは自己評価は低くても自分は自分,という安定,自己を尊重する心持ちから形成されるものであり,自己肯定感が低い人は自己も他人も尊重できず,」対人関係において多大なダメージを受ける。
私が他人や自分のことを考えずに生きたいと思う理由は他にもたくさんあり、それは自己愛という意味でとても重要な部分だ。自分がどう思われるか、どう評価されるかを常に考えなければならない世界に生きている限り、私は決して安全で快適だと感じることはできない。誰に対しても無防備になりたくないから、私は常に自分を守ろうと努力している。 以前の記事で述べたように、私は自己愛の重要性を固く信じている。それはナルシシズムに対する強力な解毒剤だと信じている。ナルシシズムへの解毒剤は、ナルシシズムを取り除くことではないことを知っておくことが重要だ。ナルシシズムへの解毒剤は、他人の賞賛や承認をもはや必要としない、あるいは気にしないように考え方を変えることである。 実際、私がやっているのはまさにそれだ。自分を証明し、賞賛や承認に値する人間だと証明する必要を感じない。自分を自分でない誰かに仕立て上げようとはしていない。むしろ、自分を愛し、尊敬できる誰かに仕立て上げようとしているのだ。たとえそれが、誰からも期待されない自分であることを意味するとしても。 冒頭で言ったように、「ありのままの自分でいる必要はあるけれど、こうありたいと願う自分でいる必要はない」。 私の人生は挑戦と失望に満ちている。