現代人は自己肯定感が低すぎるのではないかと思う。しかし，自己愛は謎に強く，承認欲求の肥大化や傲慢な態度が見受けられる。都合のいい時に自己評価を高く，都合の悪い時に自己評価を低くなんて，自己愛は強いくせにプライドはないのかと叫びたくなる。そもそも自己肯定感とは自己評価は低くても自分は自分，という安定，自己を尊重する心持ちから形成されるものであり，自己肯定感が低い人は自己も他人も尊重できず，」対人関係において多大なダメージを受ける。
5. この本のアイデアはいつ思いついたのですか？ 2013年、私はカリブ海を旅していて、コロンビアのカルタヘナの有名なビーチに立ち寄った。このビーチは多くのバックパッカーが訪れる場所です。そのバックパッカーたちから、ビーチにまつわる話を聞いたんです。バックパッカーの一人が、ボーイフレンドとこのビーチに来た女性の話をした。彼女はビーチを歩いているとき、突然、好きで惹かれていた男性がいないと感じた。彼女はボーイフレンドに 「彼はどこにいるの？」と尋ねた。この話を聞いて、私は自尊心についての本を作りたくなった。自分のアイデンティティーに自信が持てないけれど、それでも男性にとても惹かれている女性の話をしたかったし、そういう関係は多くの女性に共通するものだった。話を聞いているうちに、この女性の話には私も書きたいことがあることに気づいた。 6. あなたは自分を「自己嫌悪者」と呼びますか？ 私は、自分の不安を自覚している自意識過剰な人間だと思う。自分が自己嫌悪に陥っているとは思わないが、自分の欠点をかなり自覚していることは認める。自分がかなり頭が悪いことも知っている。自分が劣等感を抱いていることも知っているし、かなり内気なことも知っている。自分がとても衝動的であることも知っている。 7. 自己受容の最大の障害は何だと思いますか？ 障害になるようなものはないと思う。