病院で母のリハビリに付き合う僕くん。「ふー、結構歩けるようになったわね!」「最初は生まれたての小鹿みたいにプルプルしてたのに」そこで同じく入院している、男の子のような女の子、晶(あきら)と出会う。晶は15歳。見た目は少し中性的な少年といった風で胸もぺったん。僕くんは男の子だと思っていたが、母親は「あの子は女の子よ?」彼女と親しくなり、なぜ彼女のように元気な子が入院しているのか。それを彼女の母親から話を聞く。彼女は心は男、体は女の状態だという。そのため、性別を変更する手術をしなくてはならないらしい。だが、手術の予定日が近付くにつれ、彼女は不安定になり、そのたびに手術を延期してきたらしい。母親は「性別なんてどちらでもいい。あの子があの子らしくなるのなら……」と心配をしている。晶も「自分でも分からないんだよな、手術が近づくと調子悪くなってさ…早く男になりたいのに」と分からず。僕くんは晶のために、再び夢に入る。夢の中で、晶がなぜ不安定になるのか。その理由をつきとめにいくのだ。
男と女の間を行き来するアキラの身体に愕然としたアキラは、ボクくんに助けを求める。突然、ボクくんは母親の夢を見る。アキラの身体はまだ病院にいる。部屋には母親がいる。母親は、自分が男の子であること、自分が病院で男の子であることを告げる。ボクくんはそれに戸惑う。彼は母親の夢を見て、男の子になりたいと思う。お母さんはボクくんに「そんなことしちゃだめよ。数日後に会いましょう。待っているから “と言う。しかし、ボクくんは男の子になりたかったので、その願いをかなえる。母親の夢では、胸が大きく、男の子の服を着ている。ぼくくんは夢に出てきたお母さんの顔を見て喜ぶ。ボクくんは夢を離れ、現実の体に入る。目を覚ますと、そこは病院だった。目を覚ますと、そこは病院だった。辺りを見回すと、男の子の服を着たアキラがいる。昏睡状態のアキラが見た夢。彼女の体は病院にある。彼女の体は病院だ。昏睡状態のアキラが夢を見る。彼女の体は病院だ。彼女の体は病院だ。昏睡状態のボクくんが夢を見ている。彼の体は病院である。彼の体は病院だ。彼の体は病院だ。「え!?」 ボクくんは叫び、目を覚ます。ボクくんが夢の中で目を覚ますと、アキラは違う場所にいた。アキラは普段着で、病院にいる。ぼくくんはショックを受ける