どこでもドアを使って行った場所は、なんと秘境の湖『とよにこ』でした。この湖は空から見ると素敵なハートの形をしています。この『とよにこ』周辺には自然がたくさん残っている場所でもあり、今よりずっと寒かった地球の氷河期時代の生き残りと言われる『エゾナキウサギ』が生息している場所でもあります。
湖は私たちが慣れ親しんだ湖とはかなり違っていた。湖底は氷で覆われ、時折雪が積もっている。ここの空気は澄んでいて爽やかだ。日以上の旅だったが、疲れることはなかった。エゾナキハレに近い湖の中央部、エゾナキハレの外側の湖、岸辺の端など、いろいろな場所で泳ぐことができた。 帰宅後、最後に「エゾナキウサギ」を見に行った。 「これ “は、狩ったり殺したりしてはいけない巨大な獣だ。ライオンの体をしている。体はライオンと同じくらい大きいが、顔は熊のようだ。歯は鋸歯状の鮫のように鋭い。尾は熊のように大きく、全身が毛で覆われている。 狩ることも殺すこともできない。この獣を狩ろうとするハンターはすぐに死んでしまう。ハンターはこの獣をまったく見ることができない。サーベルで攻撃し、刺したとしても、獣は餌を離さず、ハンターを殺して即死する。また、獣の姿がまったく見えず、深い眠りに落ちる者もいる。獣は巨大なライオンのように見えるが、ハンターの目はかすみ、目が覚めると別人になっている