これは天使見習いのアリアと、悪魔見習いのイアルが出会う前のお話。天使、悪魔の面接会場でのお話です。「アリアさん、初めまして。私面接官のケムイと申します。本日はどうもよろしくお願いします」「はい、よ、よろしくお願いします。ところで、ここは天使の面接会場であっていますよね」
アリア:はじめまして、白夜さん。アリアと申します。ここはエンジェルの面接会場ですよね?ラウダです: そうです。アリアさんのことはよく聞いていますよ。アリア:ええ、あなたのことはたくさん聞いていますよ、ラウダ。お聞きしたいことがあるのですが。もちろん: Aria:あなたは悪魔だと聞いています。ラウダ:ああ..: えっと… 私は魔王に仕える悪魔の一人です。アリア:悪魔なの、ラウダ?ラウダです: はい。アリア:魔界から来た魔物なんですね。あなたも魔王なんだって?ラウダ:ええ: ええ。アリア:魔王って何?ラウダ: 魔王って呼んでもいいけど、誰もその言葉の意味をよく知らないんだ。アリア:地位?称号?ラウダ: そう。私たちは魔物の騎士団、つまり魔王の軍隊です。つまり、魔界の軍隊の一部門なんだ。アリア:あなたがリーダーなの?ラウダ: リーダーは司令官だよ。アリア:部下の指揮はあなたが?ラウダ: ええ、簡単なことです。アリア:そうなの?それはすごい。それが魔王の仕事だ。でも、魔物たちはどうなの?ただの駒でしょ?この世界で魔物って?アリア:魔物にもいろいろいるわよ。戦うためだけに生きている魔物もいるらしいわ。戦う気がなくても戦える鬼がいるとか。人間を食べて食料にしてしまう魔物もいると聞いた。でも、鬼の話は聞いていない。