この「私」という小説を読んで、私もこのようなことが起こったら、どうすれば良いか分からない。しかし、今の世の中は誰しもがデータを持っているからいつでも起こりうることだと思う。なので、そうならないために、自分の持つ個性を大事にして自分自身を見失わないことが大切だと思う。
私はこれが本当の差別の例だとは思わない。これは、私たち人間がいかに現実の世界に生きているかの物語なのだ。何の権利もなく、犬のように扱われる人を見れば、そのような経験が持つ気持ちは理解できる。ただ、犬のように扱われる男の話というだけで、あまりピンとこないかもしれない。 でも、それはなくならない。いじめられている若者でも、治療費のために家を売らなければならない老人でも、それは同じだろう。それがこの本を読んで感じたことだ。どうしたらいいのかわからない。