政治に参加する意義6選
2017年第1四半期、世界の石油需要の伸びは3年ぶりの高水準となった。中国の需要と石油消費量は2009年以来最も速いペースで増加した。中東・北アフリカ(MENA)地域は、過去12ヵ月で2番目に高い需要の伸びを記録した。さらに、欧州と中央アジアも力強い需要の伸びを示した。 中東・北アフリカ(MENA)地域は、第3四半期の14億2,000万バレル、第2四半期の15億4,000万バレルから9.5%の石油需要増を牽引し、需要増の主役となった。アジア太平洋(APAC)と中南米(LAC)も需要増加の主な原動力となった。 2016年第3四半期のAPACの需要増加率は合計7.7%で、2010~2014年以降で最速となった。過去1年間のAPACの需要成長率は-1.4%で、2015年の同時期から-0.9%減少した。 BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)全体の石油需要は1.6%増だった。アジア開発銀行(ADB)は、新興市場が牽引し、石油需要は2017年に3%、2018年に5.8%伸びると予想している。 しかし、世界第2位の経済大国である中国の成長は鈍化するだろう。中国経済の2017年の成長率は7.5%と予想され、2016年の8.0%から低下する。中国の需要成長率は、2016年の7.8%に対し、2017年は6.9%に鈍化すると予想される。 中国の石油需要の伸びが鈍化する一方で、インドの伸びは5.4%に加速し、次のようになる。