席を譲ればこの感情を抱くことはないったのだろうか。

席を譲ればこの感情を抱くことはないったのだろうか。何気なく揺られる電車だが、毎日乗ってる人の顔は若干の違いがある。同じ学生もいれば社会人もいて、色んな人が狭い箱に詰められて運ばれていく。登下校に欠かせない電車は基本的に座れる席がない。だから体幹を上手く使って目的の駅まで揺られなくてはならない。

数歩歩くと、同級生であり友人でもある彼女が私の席の真横に座った。彼女は教養のある女性のようで、私は彼女の存在を感じずにはいられなかった。彼女が友人だからというわけではなく、私の状況について何かを知っている可能性が最も高いからだ。 「あなたのことを少し教えていただけませんか」と私は言う。 「と私は言う。「私たちもここで何をしているのかよく知らない。ただ、私たちが女の子で、同じ場所で勉強しているということだけ」。 「私は言った。「ストレスが多そうだね」。 “それはあなたが違うからよ” 「違う?と私は尋ねる。 「あなたはここで勉強している。君は女の子だ。まあ、学生でもある。他の女の子たちとは違う。他の女の子は普通の学校の女の子。私はそうじゃない。私はエリート中学に行きたい。文系で、教師になりたいんです」。 「わかりました」と私は言う。 “だから、ここの生徒でもあるクラスメートに、このことについてどう思うか聞いてみた” 「彼氏はいるの? 「はい。”同じ学校で、同じクラスだったんだけど、好きだからいいの”。 「私も好き」と私は言う。”それは私も彼が好きってこと?” 「たぶんね 彼女はうなずく。 「だから彼は大丈夫」と私は言う。”私はそうは思わないけど、もしそうなら、私は大丈夫だから。

Photo by Iron Man Records

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