「ただいまエジプト北部で人間爆弾が爆発しました!

「ただいまエジプト北部で人間爆弾が爆発しました!専門家の見解ではテセプ教宗徒の犯行であると思われ──」最近のニュースは見ているだけで熱くなるなぁとのんきに麦茶を飲みほした。アラビア系の新興宗教テセプの過激なテロ行為は常軌を逸していて、中でも人間の体を爆弾に改造して使う人間爆弾は間違いなく人類の負の遺産だろう。人間生身爆弾検知にも反応せず、哀れにも時限爆弾を招き入れたワシントンのショッピングモールの残骸は悲惨なものだった。これを皮切りに世界各国でテロが発生している。「ももか!学校遅れるわよ」お母さんの怒号がきこえてきて、いそいそ学校に行く支度をした。正直お母さんのが怖いしテロもうちには正直関係ないし、、、ともってたのになぁ「迫田さん!迫田桃花さん!そ、それ人間爆弾です!爆発止めてください!意識を失っている今がチャンスです」「無茶云わないでくださいよ!赤と青どっち切ればいいんですか」「どっちも変わりませんよ!どっちも血管なんだから」「血管!?私にこれを殺せっていうんですか」「それはもう爆弾です!この学校の生徒の命と爆弾一つなら生徒を保護すべきです」どうしたらいいの

同じ色だ!どちらも同じくらい危険で、どちらも同じくらい良いものだ!” 私はすでに1秒遅れていた。教室に着くと、時計はすでに11時を回っていた。私はノートを取り出して書き始めたが、数分後、持っていた紙の色が違うことに気づいた。私は後ろに立っている生徒を見た。「どうしたんだ、恭介?”申し訳ありません、殿下、色が合っていないようです…” 恭介はすでに学校に遅刻していた。紙の色に問題はなかったが、タイミングに問題があったのだ。「どうしたの、恭介?どうしたんだ、恭介。「ミーティングから帰ってきたところなんだ。宿題を終わらせて、ミーティングに行かないといけないんだ。ロッカーに忘れ物しちゃったから、トイレで着替えて……」。振り返ると、恭介がすでに男子トイレにいた。”男子トイレで待ってろ “なんて言えるわけがない。私は女子トイレに行きます。廊下の電気をつければ見えるよ。” 恭介はポケットに入れた手を見下ろした。「このまま置いていかないでよ!僕が一人で立てるかどうかもわからないくせに!」。「僕は君のためにここにいるんだ。遅いかもしれないが…” 恭介はゆっくりと女子トイレに向かった。「心配しないで。大丈夫だから。桃香、心配しなくていいよ。” “そばにいるって言ってるでしょ!” 恭介は女子トイレに駆け込んだ。

Photo by failing_angel

この作品の出来はいかがでしたでしょうか。ご判定を投票いただくと幸いです。
 
- 投票結果 -
よい
わるい
お気軽にコメント残して頂ければ、うれしいです。