竜胆

竜胆

私は、自分の文章をかなりよく把握していると思いたい。でっち上げや作り話も得意だ。 でも、こういうことを誰かに大声で言っているのがバレるのは避けたい。 だから、他のメンバーには秘密にしておきたいことがあるんだ。 “そうなんです・・・怖いんです” “ああ” “ちょっとがっかりした。思ったより強いと思った。最初から勝てると思ってた” “そうだね” アラ、私は本当にみんなより強いわ。みんながビデオで見ているのは間違いないと思うけど、最初に見たときは正直驚いたけどね。 “悔しかった…” “ああ” “気づかなかった…ごめん、マキ。ごめんなさい.” 試合に集中しすぎていた。そしてミスを連発してしまった。みんな気づいてなかったと思う。 ごめんなさい. “ああいうのは言い訳にならない” “ああ…” “言い訳じゃない。”戦場にいるときは本当に心配だった。チームメイトが僕を扱えるか心配だったし、彼らまで心配させたくなかったんだ」。 “なるほど” “こうなっているときは、そんなことをしなくても勝てるだろうと思っていたが、正直言って間違っていた” “なるほど” チームメイトも今はがっかりしているに違いない。 彼らの前で悪いことをするわけでもない。 結局のところ、彼らは私と同じことをすればよかったのだ。 「とにかく、僕は試合に集中しすぎていた

Photo by shiniwate.kouhou

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