「言葉は魔法なんだよ」母は小さい私に教えてくれた。

「言葉は魔法なんだよ」母は小さい私に教えてくれた。

では、私が魔法に出会ったきっかけは何だったのだろう? 私が4歳くらいのとき、母がL・フランク・ボームの『オズの魔法使い』という本を買ってくれた。私は『オズの魔法使い』など他のボームの本も読んでいて、魔法のアイデアが大好きだった。魔法の杖は人々を幸せにし、それを使うのは楽しいだろうと想像していた。 母はオズの魔法使いの物語を読みながら、魔法を使う方法を教えてくれた。 まず、魔法の杖を見つけなければならない。 次に、魔法を使って人々を幸せにする。 そして杖をしまって、また魔法を使って人々を幸せにする。 これは完璧に論理的な順序だと私には思えた。そう、魔法を使うのだ。だから私はその本を読み、とても気に入った! しかしその後、母が『オズの魔法使い』の本を執筆・編集していたとき、母はこの本にはもうひとつ、魔法の鏡が必要だと感じた。 素晴らしい本だったが、少し長かった。そして、鏡を見つけるのは難しかったが、母は森の中でなら見つけられるかもしれないと感じた。 だから、この物語を読んだとき、私は森の中で古い魔法の鏡を見つけた少年の自分を想像した。 古い魔法の鏡を通して、自分の顔が映し出されるのを見る少年の自分を想像した。そして、自分が見たことを母に話す少年の自分を思い浮かべた

Photo by duncan cumming

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