ちょっとまえの、やんの隣に僕がやんと間違えられたやつ、僕あのときすっごい嬉しかったんだ。あ、僕らやっぱりにてるんだなぁ、って。常日頃話してて感じてはいたけど、第三者から言われると更に実感するよね。だから、やんを傷つける人間も行動も言葉も思い出も大嫌いだけど、あれはすこしだけいい思い出かも。あのやんの隣は嫌いだけどね。いや、僕以上にやんにふさわしいものなんてこの世にないんだから、相手がどんなんでも僕は嫌いだけど。でも別に、やんが幸せなら僕はやんが選んだ人とはうまくやっていけるよ。それはやんが望んでいることであるとも僕は分かってるからね。ちゃんと大人しく引き下がるよ。もちろん、やんを僕だけのものにできるなら地球のひとつやふたつくらい敵に回せるしそいつがやんを悲しませるなら全力でぶち殺すけど。
ナナ 料理が得意で、昔はみんなの分の料理を作れる唯一の存在であり、さまざまなおいしい料理を作っていた。数年前、まだ幼い頃に教会の神父に家族から連れ去られ、現在は地底都市で暮らしている。彼女は小さな村で生まれたが、金持ちの老人に養子に出された。里親は吸血鬼の家族だが、彼女に友人はいない。いろいろな仕事を経験したが、どれも食べて酒を飲むためだけのものだった。何をやっても楽しめなかった。子供の頃から、そして10代の頃から、彼女はとても真面目な性格だった。彼女がこの地下都市にいるのは、あまりのバカさ故に家族からも、ヴァンパイアの里親からも拒絶されたからだ。もちろん、彼女はもう真面目ではない。今では料理上手で、とても才能のある魅力的な女優でもある。意志が強く、手先も器用だ。昔は、彼女だけがみんなのために料理ができ、いろいろなおいしい料理を作ることができた。数年前、まだ子供だった彼女は教会の神父に家族から連れ去られ、今は地球の地下都市で暮らしている。彼女は小さな村で生まれたが、金持ちの老人に養子に出された。