AI使って会話するな
ゲームにおけるAIは、ほとんどが筋書きのための装置だが、これを避ける非常に簡単な方法がある： AIを使わないことだ。 私は、ゲームデザインにおいて既成概念にとらわれるべきでない、と言っているわけではない。ゲームがうまく機能するように、あるいはプレイヤーが選択肢を使い果たさないようにするために、ちょっとした方法でゲームにAIを使うのはまったく問題ない。しかし、一般的なルールとしては、本当に必要なとき以外はAIを使うべきでないということです。なぜなら、プレイヤーにとっては明らかでも、あなたにとってはそうでないことをするゲームを作るわけにはいかないからです。 ゲームでは、友だちを救うためであれ、さらわれたお姫様を救出するためであれ、あるいはこの場合は世界を救うためであれ、プレイヤーは常にさまざまな結果につながる選択をしようとしている。 もしAIエンジンを使わなければならないのであれば、非常にシンプルなものを使いましょう。たとえば『シヴィライゼーション5』では、プレイヤーは常に都市を建設しようとしているため、AIは常に2つの異なる結果のどちらかを選べるように設計されている。AIはプレイヤーが勝とうが負けようが気にしないし、勝ち負けの区別もしない。だから、プレイヤーに2つの可能性のある結果の選択肢を与え、ゲームにプレイヤーがどちらを選ぶべきかを指示させればいい。 複雑なAIシステムを使う理由もない。