怖い

怖い

-0-1-最初にドキュメンタリーであの映像を見たときは、怒り狂った人がわめき散らしている最中のインタビューだと思った。しかし、見れば見るほど、彼が本当に言っていたのは、”私はあなたが嫌いだ “ということだったのだ。 当時、私はまだ大学1年生だった。ゲイの知り合いはいなかったし、ゲイについて聞いたこともなかった。映画でゲイの俳優を見たこともなければ、ゲイのテレビ番組を見たこともなかった。ゲイ雑誌なんて聞いたこともなかった。大学に入ったとき、ゲイであるという考えは突飛なものに思えたから、聞いたこともない話を聞くことにどんな意味があったのだろう? 今でもわからない。実際にゲイの人がたくさんいるわけではないので、理解するのは難しい。アメリカにおけるゲイの人口は、他の国の人口とほぼ同じですが、私たちは人口の5パーセントほどしか占めていません。それは、ゲイであることに気づいていないからではないと思います。ゲイであることを自覚していないからではなく、ゲイであることを差別されているからだと思います。 女性と結婚していたルームメイトに初めてカミングアウトしたときのことを思い出すよ。彼は “え?本当に?”と言われ、”うん、本当に “と答えた。 「ゲイってこと? “うん、その言葉が一番しっくりくるよ “って。 彼は “まあ、僕には関係ないだろうね “と言った。 私は少し驚いた。つまり、彼に奥さんがいることは知っていたけど、ゲイの生活については全然知らなかったんだ

Photo by denisbin

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