基本的人権を確保するために、参政権や国務請求権あが保証されていることが必要なのはなぜか
もし政府がイラク国民の『自決権』を懸念しているのであれば、国際法に従って、財産を所有する権利、開かれた民主主義社会に参加する権利、安全な国とその安全を保障する権利も保障できるのだろうか？これは、選挙権を通じて国際法で保障されている権利ではないのか。自主管理の原則のもとで保障されている権利ではないか。イラクにおけるクルド人の存在そのものが保障する権利ではないのか。 これらの質問について、私は明確な答えを持っていない。私が知っているのは、自決の問題は私が決めることではない、ということだけだ。自決権は、アラブ人、クルド人、イスラム教徒にかかわらず、すべての人に保障されるべき基本的人権だと思う。 イラクのクルド民族には自決権がある。自決権は、国連総会が世界人権宣言の第2条で定めた基本的権利のひとつである。イラク政府から与えられる権利ではない。すべての人間が持つ固有の権利である。したがって、イラク・クルド人の自決権を確保するためにあらゆる合理的な措置を講じることは、イラク政府の義務であり、イラク政府の義務ではない。