日本の平均寿命について
最近発表された研究によると、日本では心臓病で死亡する人の数が他の先進国に比べて著しく少なく、過去20年間で50％近く減少している。 世界保健機関（WHO）によると、日本では毎年7万人近くが心臓病で亡くなっている。日本の平均寿命は81.4歳であるのに対し、アメリカは78.7歳、ドイツは77.1歳である。 日本の明治大学が行った研究では、1980年から1994年の間に生まれた人々の心臓病による死亡率を調べた。死亡率の順位付けには、国際疾病分類第九改訂版のデータが用いられた。 その結果、1990年代初頭に一時的に急増したものの、ここ数十年、概して日本では心臓病が減少していることがわかったという。 調査によると、1992年から1996年の間に、日本における心臓病による死亡者数は約1,000人増加した。しかし、それ以降、平均寿命はより急速に伸び、70.6歳から81.4歳になった。 この調査にはそれ以降のデータは含まれておらず、また、この調査に含まれる死亡率は、1992年から1996年にかけて始まった人口急増期の影響を受けている可能性がある。