過去にりんご飴屋を営んでいた経験とノウハウ、すでに他県で流行っているお店のレシピとそのお店から仕入れができるルートもあり、沖縄では商売をした事はないが、過去の飲食店で使っていたSNSを活用しながら集客ができる
中岡の質問に対し、店長は開店後、近所の人たちから時々お菓子を頼まれるようになったと説明した。中岡が関わるまで、その店はまだ半年ほどしか営業していなかったが、店長は中岡が店を継ぐつもりはなく、あくまでも事業を立ち上げるための拠点として利用するつもりだったという。 「お世話になりました “と店長に言った。 金子は仕事に対する報酬は求めなかったが、「それなりの額をもらえれば 」検討すると言った。 結局、中岡は彼女の申し出を受け入れ、金子はその店で働き始めた。 「今、名古屋に来れば、その違いがわかると自信を持って言えます」と中岡は店の新しいロゴを指差しながら言った。「日本のどこにいても、沖縄にいても、私がどこまで成長したかを実感していただけると思います」。 オーナーは、自分より先に他の店主から声をかけられたこともあり、この地域の若い女性たちに新しい仕事を提供できることを嬉しく思っていると語った。 金子さんは、店を開くことに緊張していたが、オーナーから「自分の店を持てるようになったら、お菓子屋をやってもいい」と言われて安心したという