『さんすう刑事ゼロ』(さんすうけいじゼロ)とは、NHKEテレで2013年…

『さんすう刑事ゼロ』(さんすうけいじゼロ)とは、NHK Eテレで2013年4月から放送中の小学校高学年向け教育番組である。字幕放送。

この番組では、ミステリードラマの形式を用い、ベテラン刑事ゼロと新人刑事イチが「さんすう(算数)」を使って難事件に挑むもので、小学生が苦手な「分数」「割合」「図形」などを分かりやすく伝えるものである[1]。

番組のエンディングでは、「さんすう犬ワン」同様本編ラストにその回のキャストスタッフを表示。その後画面が切り替わり、その回のまとめとなる図表を提示して「さんすう刑事ゼロ(番組ロゴ。画面左上)終 制作・著作/NHK(画面右下)」と表示される。脚本は大塩哲史[2]と千葉美鈴が担当した。

目次
登場人物
レギュラー
善田 良郎
演 – モロ師岡
警視庁生活安全部分室さんすう捜査課(通称・さんすう課)に所属するベテランの警部補[3]。51歳[3]。通称「ゼロ」。イチと共に数々の事件を解決するために日々精勤する。口ぐせは「数字のにおいがする」と「あきらめない、あきらめない」[3]。字幕の色は黄色。
一之瀬翔太
演 – 加藤慶祐
さんすう課に最近配属された新人巡査[3]。通称「イチ」。25歳[3]。視力3.0[3]。算数は苦手だが、時に意外なヒラメキを見せて事件解決の糸口を作ることもある。字幕の色は水色。
主任(ナタリー)
声 – 小松由佳
さんすう課のボス(厳密には上司[3])。姓名などは不明でゼロ・イチは顔も見た事がない。通常は正二十面体の通信機とタブレット型端末機器を通して二人に指示を出す。字幕の色は緑色。
主なゲスト
中目中(なかめ あたる)
演 – 池田鉄洋
第1話「時計のトリックを見破れ」に登場。古いカメラを集めるのが趣味のカメラマンで、金持ちの屋敷から貴重なカメラを盗んだ犯人。午前2時2分の時刻を示した観覧車を自分がぶら下がった状態で撮影し、午後8時20分の写真に見せかけてアリバイを作ったが善田に見破られた。
成宮数美 (なるみや かずみ)
演 – 小沢真珠
第2話「謎の暗号を解読せよ」に登場。画廊のオーナーで、部下の男性に高価な絵画を盗ませていた。1と素数を記号化した暗号を使って部下とやり取りをしていたがこれをさんすう課に解読され御用となった。
角田四郎(かくた しろう)
演 – 永井寛孝
第3話「消えた指輪を探し出せ」に登場。角田まなみの父。丸井がまなみを任せられる人かどうかを確かめようと指輪をケーキの中に隠したため、騒動を招いてしまった。
角田まなみ
演 – 高橋まどか
第3話に登場。角田四郎の一人娘。父が起こした騒動に巻き込まれる。
丸井優介(まるいゆうすけ)
演 – 伊藤毅
第3話に登場。角田まなみの新郎。ケーキが菱形かどうかを確かめる際、ネクタイを定規の代わりに使う機転の良さを見せた。
車辰二郎 (くるま たつじろう)
演 – 小嶋尚樹
第4話「犯人の身長をつきとめろ」に登場。商店街の組合会長。ニュースで商店街が話題になればという出来心からたぬキングの像に落書きをしてしまう。
大角正(おおすみ ただし)
演 – 八十田勇一
第5話「タイルの秘密を調査せよ」に登場。タイル会社の社長。敷き詰めができない正五角形のタイルを使って地面が凸凹しているように見せかけて工事代をだまし取る「ボコボコ詐欺」の首謀者だが、さんすう課に見破られた。
長田大吉
演 – 斎藤洋介
第6話「宝の地図をよみとけ」に登場。刑事課の警部補。6年前の宝石盗難事件の解決をさんすう課に依頼した。
安倍集子(あべ しゅうこ)
演 – さとう珠緒
第7話「入学オーディションの不正をあばけ」に登場。バレエ学校の事務。金銭欲と才能のある人への嫉妬からオーディションで初心者のみが合格するように細工をしていた。
速水健(はやみ けん)
演 – 元木聖也
第8話「時速35キロメートルの犯人をさがせ」に登場。体育大学生。大会で勝たなければというプレッシャーに耐えられず、高級メロンを盗んでしまう。
古山真一
演 – 清水章吾
第9話「価格の”からくり”をあばけ」に登場。イチのお気に入りの「古山珈琲店」のマスター。金田に騙されて赤字になり、閉店を考えるまでに追い詰められた。
金田満
演 – 川連廣明
第9話に登場。水の配達を行う業者。15ℓ入りのボトルを20ℓと偽って古山を騙すがさんすう課に見破られた。
水川ふたば(みずかわ ふたば)
演 – 小島梨里杏
第10話「分数詐欺のトリックを見やぶれ」に登場。洋菓子店「タルト・グランデ」で働くアルバイト店員。東に騙され窃盗の疑いをかけられたが、さんすう課の活躍で無実が証明された。
東大吉(あずま だいきち)
演 – 黒瀬純 (パンクブーブー)
第10話に登場。「タルト・グランデ」にタルトを買いに来た男性。ブロックチョコレートを使って分母分子をそのまま足す誤った計算を水川に信じ込ませ、さらには通分をしていないと一ノ瀬が指摘をすれば開き直ってやり込めるなど、かなり面の皮が厚く狡猾な性格。しかし実物のタルトを使った証明には反論出来ずに「僕の負けです。どうしても試してみたかったんです。この分数トリック(誤った計算法)なら騙せると思ったのに」と泣き崩れて白状し、 善田から追い討ちをかけられるように「君の考えは、このタルトより甘~いですなぁ!」と駄洒落を言われたことでさらに大泣きしてしまった。
比留間俊夫(ひるま としお)
演 – つぶやきシロー
第11話「2020枚のメダルを確かめろ」に登場。メダル製造を行う工場の従業員。1枚8.08gの国産機関車製造100周年記念の純金メダルの重量を8gと偽り、一部のメダルを騙し取ろうとしたが善田と一ノ瀬に見破られた。
東海林健(しょうじ けん)
演 – 田村裕(麒麟)
第12話「『四捨五入』の心理トリックに気をつけろ」に登場。

アイシュン ( 前乃 昭 )

与謝俊は、「さんすう刑事ゼロ」(番組ロゴ、左上)のリーダーと思われる刑事。物語の主人公である。彼には兄がおり、2人はあまり仲が良くなかったが、ある日、兄が怪我をしてしまい、与謝野が怪我人のために病院に呼ばれるまでのことだった。俊は兄に助けてもらったことをとても感謝していたので、心の中では心優しい人になっていました。しかし、俊は周囲のトラブルから兄を守れなかった実の兄をとても受け入れられません。彼にとっては、兄が自分を守れないのは算数が苦手だからだと思っている。

雨宮そら ( 美湯 松原 )

雨宮空(あまみやそら)は、与謝や一と同じ学校の高校生。主人公の友人。いつも明るく元気で、正義感が強い。

一 漢字 ( 雪 瑞 )

主人公の友人で、物腰の柔らかい一面を持っている一寛治

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