日本の格差には教育格差があります
(ジャパンタイムズ / AFP）日本の学力は、人文科学関連の学位を取得する学生数や、国内の一流機関に就職する卒業生の数に関して、他の先進国よりもはるかに低いことが、政府の調査で20日に明らかにされた。
非営利団体である日本大学協会によるこの調査は、2006年から2012年までの大学の卒業率と研究収入について調べたものである。
日本は欧米に比べて伝統的な学問文化を持っており、日本の高校は多くの卒業生が国内の一流大学で学んでいると、同研究は述べている。2006年から2012年にかけて、人文科学の学位を取得した卒業生の割合と、人文科学の勉強が必要な職に就いた卒業生の数は、わずかに増加したに過ぎないことが同研究で明らかになった。
また、教授などの非テニュアトラック職に就く日本の卒業生の割合は、2006年の3.7%から2012年には5.5%に増加したことがわかった。人文科学分野の日本人の学位取得者のシェアと、非学術職の分野に進む日本人の学位取得者の数は、同じ期間にわずかに増加したとのことである。
また、理数系の分野で日本人の学位取得者の割合が2006年の5.1%から2012年には4.9%に減少していることも明らかにした。
この調査を実施した日本貿易振興会の松本健一首席研究員は、「この結果に驚くのは無理もない」と述べています。
「かつては、日本の大学や学位課程は、まだ各分野のトップレベルかそれに近い卒業生で占められていたのです。しかし、学業以外の仕事に就く日本の卒業生の数は増加傾向にある。そして、彼らは他の分野の研究に進む可能性も高くなっています」と松本は言う。
また、2006年から2012年にかけて、人文科学分野の日本人の学位取得者の割合と、非学術的な仕事に就く日本人の学位取得者の数はわずかに減少し、理数系分野の日本人の学位取得者の割合はその間に5.1%から5.5%に増加したことが示されました。
特に、社会科学の分野になると、人文科学の分野で日本人の学位取得者の割合が減少していることがわかるという