ここにおいて項羽は東の烏江を渡らんと欲した。

ここにおいて項羽は東の烏江を渡らんと欲した。
烏江の亭長が船を用意して待っていた。
亭長が項羽に云った。
江東の地は小なりとも、地は方千里、民は数十万を下らず、王として再び起つに足らぬものではありません。
願わくば大王よ、急ぎお渡りください。
今、船を持つは私一人です。
漢軍がここに至るとも渡ることはできません、と。
項羽は笑って云った。
天が我を亡ぼさんとするに、我がどうして渡ろうか。
かつて我は江東の子弟八千人と共に烏江を渡りこの地へと至った。
然るに今は誰一人として戻る者はいない。
たとえ江東の父兄が我を憐れみ、そして我を王と認めたとしても、何の面目があって彼らに見えることが出来ようか。
たとえ彼らが言わずとも、私はただ、心に愧じるばかりである、と。

もし渡れなかったら、最後まで見届けることができません。
武州川の長者も恐れをなして、「大王よ、しばらく我慢してください。    向こうの世界で待っています。”
韓愈は頷いて言った。”酋長、私はすぐに呉州江を渡ります”
すると烏洲川の長者は、「大王様、あなたが先頭に立って、この船を連れて行ってはいかがでしょうか。    向こう岸でお待ちしています」と言った。
韓愈は、”酋長、私がこの船を持って行きます “と言った。
他の漢兵は、”大王様、この船を持って行って、向こう側で待っていてください “と言った。
韓愈は、”はい、酋長 “と答えた。
その後、両陣営は韓愈の到着を待ち始めた。

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