【プロローグ】
僕の前世は歴史上の人物だ。というか天草四郎だ。現世ではキリスト教なんて信仰してないし、一揆軍の大将になんてなったことももちろんない。唯一の共通点といえば、男であることと、頭がいいこと（自分では思ってないけどよく言われる）くらいだろう。
学校に通っていた頃の四郎は、普通の学生と同じように生活していた。毎日学校に通い、他の生徒たちと仲良くしていたのだ。そんな四郎が友人たちに将来のことを話したとき、友人たちはショックを受けた。
“俺たちはどうなるんだ？”
“僕たちは生まれ変わるんだよ。君は有名な歴史上の人物になって、みんなが君の話をするようになるんだ」。
“そんなの無理だよ。勉強だけが目的だから、何もしないよ。そうすれば、自分のことを語る理由もなくなる」。
しかし、その話を多くの人にすればするほど、彼はその話に魅了されていった。しかし、このような話を多くの人にすればするほど、彼はその話に魅了されていきました。彼は歴史上の人物になりたかったし、自分自身についての物語を語りたかった。
“一揆軍のリーダーになりたい”
四郎は小さい頃から歴史に憧れていて、物語のメインヒーローになりたいと思っていた