2月クーデターで実権を握った国軍への抗議が続くミャンマーで27日、抗議に参加した市民十数人が治安部隊に殺害された。死者数は、クーデター開始以降で最大となった。現地情報によると、100人以上が軍に殺害された。政治囚支援協会（AAPP）は、少なくとも91人が亡くなったとしているが、実際にはもっと多いとみられる。
28日、国連機関であるミャンマー国際赤十字・赤新月運動の緊急会議がバンコクで開催された。30年以上前からミャンマーに駐在していた赤十字は、政府が殺害事件について「中立的」な調査を確立するのを支援するという任務を負っていました。赤十字は調査への参加を拒否し、国際ジャーナリストへのビザの発給も拒否しています。
赤十字は29日、ヤンゴンの法務省前で抗議活動を行い、事件の中心人物全員の即時釈放を要求しました。赤十字は先に、政府が男性を釈放しないことを批判し、拘留者を直ちに釈放するよう求めていた