灰皿がわりにしている空のコーヒー缶を片手に、ポケットから赤ラーク…

灰皿がわりにしている空のコーヒー缶を片手に、ポケットから赤ラークの箱を取り出すと、煙草を一本口にくわえて、カキン、とジッポライターで火をつけた。レポートはいつまで経ってもすらすらと書けないくせに、その躊躇いのない一連の動作は、妙に絵になる。

次のセクションでは、最初の日と最後の日に至るまでの出来事と、その後の出来事を紹介します。ここでは、出来事の全容を見るのではなく、主要な部分を中心にレポートします。

第1日目:実験の初日

妻と息子は1週間前から病院に通っていた。手術を控えた息子を見たり、触れたりするのは初めてのことだったからだ。息子が動けなくなったらどうしようという不安と、息子とのコミュニケーションが取れなくなったらどうしようという不安でいっぱいになりました。

私たちは、入院中の息子の世話をするために特別な取り決めをしました。かかりつけのお医者さんが、看護師さんやお医者さんと一緒に病室に入ってくれるのです。これはフルタイムの仕事で、私はそれに同意しました。

息子は大きな窓のある特別な部屋に入れられ、ガラスのドアには鏡がついていました。その窓には、青と黒の2色の厚手のカーテンがかけられていた

Photo by miguel.discart

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